~chara・melt・room~とタイトル付けられたこのキャラソンライブも3回目。前身である2015年秋の収穫祭も含めるともう4回目です。 自分は内田彩さんはμ'sで観ていたくらいで、恥ずかしながらそこまでちゃんと追いかけていないんですが、キャラソンライブをやるということで最初はとある曲目当てで参加し始めたところ、楽曲として好きな曲が多いことに気づいたので毎回どこかしらの公演に参加するようになっていました。
とりあえずセットリスト。
セトリまとめてたけど今までで一番変更点多かったんだな pic.twitter.com/k40ZL799Rv
— mono (@monochrm) 2021年9月12日
開幕「ぶる~べりぃ♡とれいん」は~chara・melt・room~になってから恒例に。変えるなら今回からかなと思ってたけどここは固定で。1公演目はマイクトラブルがあり、ステージ上でスタッフ2人が衣装のスカートの中のレシーバーを調整するというすごい絵面になっていました。
アイマリン曲は3公演全部セトリ変えるという事前情報があったから1枠しかないのかと思っていたらまさかの3枠あって計9曲だと・・・今回からソロ曲以外も登場してアツかったです。「Sea Breeze」「Wave the Remember」が特にお気に入り。ソロ曲も安定してて会場の空気が変わるのがわかる。水泡に見立てた円形の照明も世界観にあっててピッタリでした。
けものフレンズ曲は今回は早めの登場。代表曲「ようこそジャパリパークへ」はこれまで本編最後辺りだったので今回の構成ならではの配置。コロナ対策でコールができないので代わりにクラップ入れてる人が近くにいて思わず笑ってしまった。アイドル現場でしか聞いたことなかった文化だけど一体どこから仕入れてきたのか…。そしておそらく今回ある意味多くの人に爪痕を残したであろう「だーよだーよマンボ」。昔とある作曲家さんが「キャラソンはライブで歌うことを想定してないから、生で歌うのが難しいような曲も作れる」みたいなことを話していたのを覚えているんですが、そんな難しい曲でも無加工で歌ってしまう内田彩さん素直にすごい。直後のMCでもそのキャラの話し方を引きずっていて中毒性が高くて困る(困らない)(困る)。
8-11曲目はいろんな作品から1曲ずつ。みんな大好き「BEAUTIFUL≒SENTENCE」は今回もレギュラーで登板。収穫祭から皆勤なのはこれと「ぶる~べりぃ♡とれいん」だけです。そしてチェインクロニクル曲!!!「Three Hearts」「OPEN YOUR CHRONICLE」が強い。マジで強い。メロディも音域も声質も大好きすぎる。次の枠で「ホメホメワンダホー」来たのはビビったけど!
ストライクウィッチーズ曲はこれまで「約束の空へ~私のいた場所~」が皆勤だったのがついにセトリ落ち。代わりにTVアニメ3期ROAD to BERLINの曲が増えました。「君の翼に憧れて」のギターとドラムが好き。3公演目はPA席真横で左右のスピーカーの音がよく聞き分けられて臨場感ありました。ソロ曲の「晴色スタートライン」が固定じゃなかったのが意外だったけど、入れ替えで来た「ブックマーク ア・ヘッド」「Over Sky」は思わずガッツポーズしてしまった。アニメ1期はもう13年前ですか・・・まさかこうしてライブで聴ける日が来るなんて当時は思いもしなかったです。あと会場の片柳アリーナは天井と2回の壁面に青い空と白い雲が描かれていて、地下4階であることを忘れてしまう景色がそこにはありました。
リリスパ曲からは「スパッと!スパイ&スパイス」「ノーベル賞はいりません」。前者は今後も定番化しそう。しかし今回はコール禁止なのでなかなかたいへん。振りコピしてる人が意外と多い印象。
ここまで14曲歌って衣装替えのため一度退場。1公演目は無音でマイクトラブルかと思ったけど2公演目以降はちゃんとBGM流れてて意図されたものだと一安心。
衣装替え後はラブライブ!曲。本公演は延期公演で、本来であれば2020年に演る予定だったライブ。さらに9月12日という日付は、CVを務める南ことりちゃんの誕生日当日であり、10周年をお祝いする意味も込められていました。ユニット曲とデュオ曲では「永遠フレンズ」がキャラソンライブ初登場。それ以外は前々回ぶり。ステージに浮かんでるハートの風船を持って歌う演出があったけど、不意に風船にパンチしたところで負けた。「Wonderful Rush」はことりセンター曲を選んだというのをMCで聞いて、2公演目は「Wonder zone」を待機してたら実際にタイトルコールされて歓喜。曲名が途中まで同じなので脳内で百人一首してました。まぁこの流れで「baby maybe 恋のボタン」は来ないよねという話を2公演目と3公演目の間に連番者と話してたり。「Wonder zone」は東京ドームFinalでもやったけどTVサイズだったから、フルは2013年の3rdライブ以来でめちゃくちゃ嬉しかったですね。「きっと青春が聞こえる」が来るともうすぐ終わりを迎えるんだなという気持ちになる。ところでサビの照明が緑色になってた理由が思いつかず解釈違いが発生してました。1日考えてアニメED背景の黒板の緑かなと強引にこじつけてたんだけど、3公演目でもう一度観た結果、上の方は淡いブルーとオレンジになっていたから、私の目にはグラウンドの芝生と青空のように映ってひとり納得していました。後方席だとステージ全体を俯瞰的に観れるのが良い。演出とか照明とかすぐこうやって深読みというか妄想するのが好きなので真偽に関わらず今後も軽率にやっていく。ラストの「SUNNY DAY SONG」も大団円的な感じでいい終わり方でした。個人的に「SUNNY DAY SONG」は風船との結びつきが強い曲なんですが、3公演目でステージ上に浮かぶ数多くの風船に気づいてしまって打ちのめされていたのは内緒。
アンコール
今回1,2公演目はアンコールなしのセットリストでした。コロナ対策で大きな声を出せないというのもあり、アンコールがないのは現在のライブシーンでは珍しくない構成。それでも最後の3公演目ではアンコールをやるかもしれないと期待していた人は少なくなかったはず。個人的には「SUNNY DAY SONG」締めでも明るく晴れやかに終われて十分だと思っていたし、やるとしても相応しい曲が思いつかず。そんなことを考えながら最後挨拶してステージ裏に消えていく姿を眺めていたら、また戻ってきてくれたんですね。
まずはことり誕当日ということで会場のペンライトをろうそくに見立てて前から順に消していく一連の流れを皆でやって。そのままMCは続くわけですが、じゃあ何を歌うのかと。過去2回のダブアンだった「ぷわぷわーお!」予想が周りでは多かったけどなんとなく違う気がしてた。MCを聴いてたらしきりに10周年を強調していたので、「僕らのLIVE 君とのLIFE」かなぁとかぼんやり考えていたら。
告げられた曲名は全く考慮していなかった曲。それはいつか歌ってほしいと思いつつもその日は来ないとどこか悟っていた曲。過去3度のキャラソンライブに参加してその事実が裏付けられていった曲。
「スピカテリブル」
自分が初めてこの曲に触れたのはラブライブ!にハマってから半月後くらいで、その翌週に知人宅でFirst LoveLive!のBDを観て憧れを抱くことになったわけだけど、結局そのFirst以降ワンマンやファンミですら一度も歌われることがなく。熱心に追ってるファンの方々からもあの曲は歌わないと言われることが多く、そういうものなんだなと諦めるようになっていた曲。
今になって思うのは、いつか聴きたいと願いながらも、実際にどういうシチュエーションで歌ってほしいかまではイメージできていなかったなと。そしてたとえイメージできていてもここまでは想像できなかったんじゃないかと思う。
2020年で10周年を迎えたのはμ'sもだけど、この日誕生日なのは南ことり。ふと、このライブの開幕は「ぶる~べりぃ♡とれいん」だったことを思い出して、最後に「スピカテリブル」を歌って幕を閉じたことで、ことりソロ曲から始まってことりソロ曲で終わるライブとなった。だから、このキャラソンライブの大トリとしても、First以来に歌う場としても、きっとこれが最適解。
タイトルコール時は会場が騒然となるもすぐ静かになり(声を上げてしまった人は責められない…)、Firstと違って他の客の声がなくステージに集中できたのは幸いだった。扉を叩く振り付けもありがたい。長い持ち手がついた通称フレディマイクではなかったけど、逆にそれ持って登場したらあの瞬間最大風速は観測されなかったと思う。間奏のセリフは絶対に表情を観たいと思い続けていたから、この日はほとんど使ってなかった双眼鏡をイントロの時点で無意識に手にとって構えていた自分に感心した。
終演後しばらく椅子の上で放心してたら規制退場のアナウンスが全く聞こえていなかったらしく、連番者に起こされて我に返る事態に。なんとか退場の歩を進ませている途中で肩を抱かれながら号泣して歩いてる人を見かけたけど、気持ちはわかる。成仏していてほしい。
というわけで、当日はスピカテリブルの衝撃でライブ全体の感想を残すタイミングを逃してしまったのでブログにしてみたけど、例によって長くなってしまいました(いつも通り)。内田彩さんのMCを久しぶりに聴いていて、決まり文句や定型文みたいなのとは違った、飾らない自分自身の言葉で伝えようとしてくれるのがいいなって改めて思いました。なんか3公演目ラストの青春からMCとSDSへの流れで、この1年半で失いつつあったいろんな感覚を取り戻せた気がする。
自分はこの~chara・melt・room~ってタイトルがすごく好きで、room=部屋っていうのは親しい人たちが集まる場所、それはつまりいろんなキャラクターたちに会える場所なんだと思っています。演者さんやファンのキャラへの愛が溢れている現場なので、次回以降も是非また遊びに行きたいですね。
おまけ
今回予習のために過去のセットリストを調べようとしたんですが、まとまった資料が見つからなかったので自分で作成しました。ついでに歌唱回数も並べて傾向と対策を練っていました。せっかく作ったのでスクショだけ貼っておきます。毎回セトリあげてくれる方に感謝。
過去セットリスト
October Festival 2015~秋の収穫祭~
内田彩キャラソンLIVE 『~chara・melt・room~』
AYA UCHIDA CHARACTER SONG LIVE 『~chara・melt・room~』No.2
AYA UCHIDA CHARACTER SONG LIVE 『~chara・melt・room~』No.3
歌唱回数
No.2までの歌唱回数
No.3までの歌唱回数