記録を残すところ

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2022年振り返り

2022年を振り返ってみます。

水樹奈々さん

今年はなんと言っても久しぶりの有観客ライブをやってくれたこと、それが一番嬉しかったですね。 ご本人もライブBDの発売インタビューで仰っていた通り、コロナ後初のワンマンであるLIVE RUNNER、そのライブで感じたことをベースに製作されたアルバムDELIGHTED REVIVER、3年ぶりのツアーでありそのアルバムを引っ提げたツアーLIVE HOME。1年通してこの一連の流れを自分もリアルタイムで体験できたことが大きかったです。 セトリだけ見ればLIVE RUNNERの方が好みなんですが、DELIGHTED REVIVERが1枚のアルバムとしてとてもお気に入りだったのもあって、これらの曲がLIVE HOMEで既存曲と組み合わさってまた別のアプローチにより曲の新たな表情を感じとれたのがよかったです。MY ENTERTAINMENTと全力DREAMERがアルバムとライブでこんなにも立ち位置が変わるとは・・・。

ワンマン以外だと、2月にぴあアリーナMMでやった「オダイバ!!超次元音楽祭 -ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2022-」と、7月にLIVE HOMEツアーの合間に行われた「SHINJI TAKEDA Live in Blue Note Tokyo」に参加しました。

超次元音楽祭の方は久しぶりのアニソンフェス。それなりに予習していった甲斐もあって楽しかったです。ClariSのコネクトが思いもよらぬ刺さり方して焦りましたが・・・。逆に、前にいたClariSのファンの人がエタブレ聴けて喜んでたのが何だか嬉しかったです。 しかしこういう場で他の人の歌を聴いた後に奈々さんの歌を聴くと、いろんな面で圧倒的だったな・・・。あとは2020年に中止になったLIVE RUNNERツアーで入る予定だったぴあアリーナMMに入るリベンジ的なことも達成できてよかったです。

Blue Noteは武田真治さん主催のライブに奈々さんがゲスト出演したもの。平日金曜の開催だったので当初スルーしてたんですが、2部制で2部の方は開演が20時半というのを知り、仕事を定時で上がって新幹線に飛び乗ればギリ間に合うことが判明。結果、実際に開演20分くらい前には入場まで漕ぎ着けることができました。

昔知人と話して以来、いつか奈々さんには小さな箱でディナーショーみたいなのをやってほしいなぁと、そしてそれを美味しい食事とお酒を楽しみながら観たいなぁというのを夢見ていたんですが、こういう形でこんなにも早く叶うとは想像していませんでした。少なくともあと10年は先のことだと思っていたので・・・。 歌の方は、舞台Beautifulで披露されたA Natural Womanはキャロル役として歌った時とは違い、水樹奈々として歌う表現の仕方が新鮮でした。 奈々さんの持ち曲からは真治さんのリクエストにより夢の続き。1部のネタバレを踏んでいたので驚きはなかったものの、歌うのは2013年1月のLIVE GRACE II以来で実に9年半ぶり。今回感じたこととしては、歌とその姿から溢れ出る包容力が特に顕著で、歌声に包まれるような感覚になるという稀有な体験をしました。あとは、父親に向けたこの曲を歌う奈々さんは母親になったんだよなぁ…というようなことを思いながら観ていました。

そして最後のFight for Love。ラストにサビのフレーズを繰り返してメンバ紹介をするんですが、自分が参加したのが1部ではなく2部。つまりこの日最後の演奏となるからか、かなり長い時間やっていました。一通り終わって奈々さんが退場している途中に真治さんがステージに呼び戻したのも驚きましたが、逆に真治さんが締めようとした時に奈々さんから仕掛けて演奏を終わらせないようにすることも起こって、感嘆するばかりでした。予定になかったことをその場の流れで実現に持っていく自由さ。これはもう通常のかっちり進行が決まったライブでは難しく、まさにライブハウスという環境だからこそ観れた貴重なシーンだったと思います。そして、普段と異なる環境な上に、ゲストという立場での出演で普通ならアウェイな場で緊張すると思いきや、最後にはそのステージを心の底から楽しんでいるように感じられ、そんな姿を間近で観ることができてとても幸せな時間と空間でした。 いつか奈々さん主催でも観れる日が来るといいですね。

fripSide

2期ボーカル南條愛乃さんの卒業が発表され、4月に最後のツアーが行われました。自分はそこそこ長く追っていましたが、とある出来事から他界した身で、最後ということでツアーは参加しました。

今更ながらfripSideについて少し振り返ってみると、1期から曲が好きでよく聴いてましたが当時はまだライブに行く習慣がなく、そのまま1期ボーカルnaoさんから2期ボーカル南條さんに変わっていきました。naoさんについてはソロになってワンマンにはよく足を運んでいましたが、それはまた別のお話。

初参加の現場が2010年NHKホールで行われた新世紀アニソンSP3公開収録。当時は今みたいに声優やアニソンシンガーが地上波に出る機会はほとんどなく、この番組はその先駆けとなる企画でした。fripSideも含めて出演者がみんな緊張していたのを覚えています。ただこの時点では特に惹かれることもなく終わりました。

転機となったのは2012年。フォロワーさんから誘われて参加した川崎CLUB CITTA'のThe Eve of Decade。予習のため聴いてたら2期の曲もいいなと気づき、ライブも3列目とかなり前で観れて、南條さんとsatさんの役割というか人柄に触れて、ここから2期の現場にも行ってみたいと思うようになっていきます。

そうしてワンマン行きたいと思った矢先にアルバムDecadeのライブが大阪と東京で開催されることを知りますが、東京の日が都合上参加できず参加可能なのが大阪だけ、さらに当時はまだ遠征慣れしてなく、めちゃくちゃ悩みました。悩んだ末、初めて夜行バス往復でライブ遠征することを決意するんですが、この辺りから自分のライブ参加スタンスも変わっていったと思います。 アンコールが今でも強く印象に残っていて、ライブでやることはないと思ってたHesitation Snow、そしてnaoさんと南條さんがふたりで歌ったmessage (version2)とDecade。ゲーソンもライブでやってくれること、そして最後の2曲を観て自分の中で1期と2期の区切りをつけることができた重要なライブでした。

その後もちょくちょく参加できました。2013年大宮カウントダウンは個人的にfripSideのベストライブだったし、2014年と2015年のツアーはとても楽しかったです。2015年のカウントダウンも忘れられないシーンがありました。

しかし、2016年頃から雲行きが怪しくなってきて。2016年のIS3ツアーは、アルバムで一番好きな曲が日替わりとなってしまい一度しか聴けず、2017-2018年のcrossroadsツアーではそもそもアルバム曲をやらない日が設けられ、一方で固定曲は毎回似たりよったり。そして2018年1月、ネット上には書きませんがとある出来事をきっかけに、自分はこれ以上この現場に通っても幸せにはなれないと確信し、離れるに至ったのでした。一般的に他界する理由はいろいろあるけれど、このときは演者と客の双方を含む現場の方向性が自分と合わなくなったんだと思う。時間が経てば自分も向こうも音楽の方向性やライブに求めるものが変わっていくのは自然なことなので、ある程度仕方のないことなのかなと思います。

とまぁいろいろありはしたものの、最後のツアーは一応東名阪すべて参加しました。結局当時自分が抱いた印象は変わることはなく、ツアー自体も思うところが山ほどありますが、コロナの環境下で無事に最後まで見届けられたことはよかったと思います。

その他

藍井エイルさんのワンマンに初めて参加しました。 一度行ってみたいと思うものの、今までイベ被りや平日が多くて機会がなく、ようやく行くことができました。 2月の東名阪LIVE HOUSE TOUR 2022 ~PHOENIX PRAYER~、聴きたいと思ってた流星とシンシアの光が開幕と本編ラストに歌われるという、まるでこの日のためにそれまで参加する機会がなかったんじゃないかと勝手に運命を感じていました。名古屋しかチケットなかったんですが、あまりにもよくて終演後その日のうちにに大阪のチケット&特急・新幹線を確保、東京も翌週に確保してました。 2月は跳び禁だったけど11月の横浜アリーナでは解除されたので、跳んだり踏んだりできてめちゃ楽しかったです。横アリのセトリはほぼシングル表題曲だったので初心者の自分にはありがたい。今後も機会があれば参加したいと思います。

バンド界隈は今もひっそり足を運んでいますが、現場のあり方が全く変わってしまって今は機会があれば参加するくらいのゆるい感じです。コロナ直前は好きなバンドが10組以上いたけど今年も解散や活動休止が出てきて気づいたら3組しか残っておらず。こちらは今後どうなるかの行く末を見守っていきます。

あと今年は個人的に大きな出来事として、転職とそれに伴う転居がありました。ライブに行きたくて首都圏に住んでいたわけですが、そんな自分がまさか愛知に拠点を移すことになるとは1年前の自分は夢にも思わなかったです。愛知になったのはたまたまで、転職先の業界で縁があって条件が比較的よかったというのが主な理由なんですが、愛知なら東京に出やすいし、ツアーとかあっても名阪が近くなるから大丈夫だと判断した次第です。 幸か不幸かコロナ以降は是が非でも行きたいイベントが激減したので、タイミングが合ったのかもしれません。

というわけで、今年は4月から拠点が愛知になり、仕事も生活もイベントへの参加スタンスも大きく変わった1年でした。来年以降も生活が安定するまではしばらくこのままかなぁと思いますが、無理のない範囲で公私ともに過ごせていければと思います。

イベント参加統計(括弧内は前年比)

ワンマン       22 (+ 1)
フェス・対バン  3 (- 1)
ミニライブ      4 (+ 4)
トーク          0 (- 3)
合計           29 (+ 1)
(遠征12回(+9))

有料配信 1
中止 0