記録を残すところ

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水樹奈々スマイルギャング 第1119次集会 書き起こし (2023.9.10 放送)

LIVE PARADEツアー感想回の書き起こし。 全文ではなくところどころ省略してます。

NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 本当にお疲れ様でした! 本当に楽しかった! 終わって寂しい。3日間満ち満ちにやったけどまだ足りない。MCでも話してたけど次の日も空いてたらやりたかったもん。そんな気持ちでいっぱいですよ。参加してくださった皆さん、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました! すべて終わって一言言うとしたら「最高でした…もうやっぱり皆の久しぶりに声を聞きながらじゃない、やっぱこれよ!これがライブよ!」激アツで最高でしたね。

トータルコンセプト

久しぶりのコロナから復活して走り始めるという意味を込めたRUNNER、ようやく自分たちの居場所が戻ってきた、ホームグラウンド戻ってきたHOME、そのHOMEを守るHEROES、で今回のPARADE。4年ぶりの声出し解禁でようやく皆の歓声を上げられる凱旋パレードのようなお祝いのイメージでつけたPARADEというテーマだったんですけど、RUNNERから4部作のような気持ち。その集大成となるようなステージにしたいなと思って構成しました。

パレードって聞くと皆やっぱもうお祝いワッショイワッショイっていう最初から明るい元気な、例えばPOWER GATEのような曲で始まってずっとニコニコするようなイメージ、一瞬パレードって聞くとまずパッと浮かぶじゃない。そこをそういう構成ではなく、この4回のライブの中に自分たちのコロナ禍での葛藤がいっぱいあって、ようやく自分たちがここまで辿り着いたっていう道のりを全部表現したかった。集大成として。だから敢えてダークな雰囲気から始める。

「パレード」も一言で言っても、夜のエレクトリカルパレードのようなイメージもあれば、ヴィランが出てくるような妖しいパレードもあるし、デイパレードのようなイメージで、例えばスポーツで優勝された方が凱旋パレードするような晴れやかな、昼間のパレードのイメージもあったり、あとロイヤルなイメージもあったりするじゃない? だからその様々なパレードをこのひとつの中に組み込みながら、さらにコロナ禍から明けていく、ようやく夜明けが来たっていうのを表現しようと思った構成だった。

美:ナネットさんのポップコーンバケットに騙された! アイツがミスリードだったと思って…。 最初のダークな雰囲気もいいけど、声出しが4年?結構これは長い時間で無視できないし、自分が立ったりとか観に行ったりしても、いきなり声出していいよって言われても戸惑いがね。

どうやって出してたっけと身体が反応速度が段々エンジンかかるまで時間がかかったりだとか、恥ずかしさもあったりとか、皆どのくらいでテンション来るかなとか、最初から100%でいきたいけどいけないような、ちょっとあったりするじゃない?

美:サーチライトで「明けたー!」ってなってから自然と出ちゃいそうになっちゃう。身体がなっていくというか。こんなにトータルコンセプトが生きてくる、時代とリンクしているっていうのを、鳥肌ー!と思って、超好きなライブでした。

最初に黒い服、ドレスで出てくるんだけど、それはワタリガラスのイメージで。ダークトーンから始めようと思っていたので。世界中を音楽で元気づけていこうという、回ってる飛空艇団という設定。セットも飛空艇のような、ファンタジーRPGとかに出てくるような。

最初に全部をすり合わせた。今回ストーリー仕立てというか、全部嵌っていくように作りたかったから、まず打ち合わせを4か月前にやって、具体的なイメージを伝えて、舞台チームの絵を描く方が飛空艇のイラストを描いてくださって。それを元に(映像監督の)ルーシーさん、映像チームがそこから映像、CGを作ってストーリーを作っていくっていう。だからもう全部リンクさせて作っていった。

後ろの画面のLEDも全部リンクするように。飛空艇の奥行き感とか、空を飛んでて今は夕景を飛んでるんだな、夜なんだな、とか、全部情景が歌とシンクロするように作っていった。

ネットLEDを初めて導入。ずっとやりたかったのを今だっていうことで導入してもらって。シーンごとにフレームも変わったりだとか、スケール感大きく見せたり。開閉式になっているので、ダンスシーンをよりフィーチャーしたい時は大きく使ってみたりだとか。いろいろ今回は趣向を凝らした。

ムービーもルーシーさんにお願いをして、今回の扱うテーマがとても大きかったので、コロナ禍から立ち上がっていくストーリーだったので、より心に訴えられるような、熱いというか、胸にグッと来るようなものにしたいなって話をしていて、そしたら子どもたちとともに描いていくっていうストーリーになって。私もあれ観るだけでじーんとする。

子どもたちがゴーグルをずっとオープニングではしてる。未来を見たいけど見えない、閉ざしてる、っていうイメージ。最後に私が黒い衣裳から白い衣裳に光を放ってネオお奈々に生まれ変わるんだけど、その瞬間に皆にゴーグルを外す。やっと自分たちが求めていた未来を見られるようになったんだと、目を背けなくていいんだと。そういう前向きなメッセージになっていた。実はそういういろいろなものを潜ませていたりするので、またじっくり見てもらいたい。ANIMAXさんで放送も決定したから。

選曲もこれでもかっていうくらい熱く熱く。皆マスクしてたままの状態でコール&レスポンスだから苦しい状況だったと思うんですけど、1曲目から最後までずっと声を変わらぬ声を送ってくださった。

前半は割とダークトーンのイメージの曲で。Red Breezeは歌詞が「簡単に翻される 昨日までの常識さえ 戻れる過去も 失われた世界」でまさにコロナ禍を歌ってるような歌詞で、これを1曲目に置くしかないってすぐ決まって。 サーチライトっていう曲はリバースデイで旅立ちの日、始まりの日なんだ、ここから新しい時代が始まるんだよっていう。 今までのコロナ前に戻りつつも、またコロナを経たことで新しい未来が生まれたっていうイメージだったので、そういう歌詞がとても似合うんじゃないかなって。

ブリッジムービー明けってやっぱり結構激しい曲を置くことが多いんだけど、柔らかいムードのサーチライトっていうことで。

セットリストも今までと違った立ち位置というか、冒険をいっぱいした。パレードだからダンス曲を多くしてみたりとか。パレードといえば華麗に踊るダンサーさんのイメージがあったから、チャレンジ。すごいあったから三嶋さんに大丈夫?とかいろいろ言われたりもしつつ、でも私はチャレンジしたいんです、これはこういう流れで、歌詞で、きっと皆に伝わると思うです、なんて言っていろいろ話しながら組み立てていった。

演出

建造物。お奈々の塔っていうんだけど。大阪城ホールの公演の時に太陽の塔を見て似てるなと思ったからお奈々の塔って名前を付けた。塔ではなくて衣裳なんですけど。衣裳でもありセットでもある。これが一番の目玉の演出だった。今回実はアリーナだけでなくホールにも持っていけた。満ち満ちよ。満ち満ち。会場の方にこんな大きいの入ったことないですと行く先行く先でホールの方に言われた。逆にあれはホールの距離で見るとすごい迫力で私も笑っちゃったんだけれど。すごいよ?

お奈々の塔は衣裳とセットが一体型になっている。どうしても今回パレードっていうと自分が巨大なフロートみたいになりたかったんですよ。アリーナレベルから高さ7メートル。巨大な。ちゃんと7にこだわってますからね。白い新しい生まれ変わってリバースデイして出てくる水樹奈々なんで、真っ白な光を放ちながら。エリザベスカラーみたいなのをつけて衣裳が全部光ってる。暑いのあれ。今回暑くて猛暑。後ろの電飾と映像も全部リンクして見せるお奈々の塔の演出を皆さんに観てもらいたかった。まさに自分がサーチライトとなってやって参りましたっていう。

アリーナのみだったところは、フライング。その後に飛空艇からミ飛空艇が分離しまして、花道の先のセンターステージまで飛んでいく。その演出と、それが更にフロートに合体する。空陸両用みたいな。今回トロッコで回るのって、パレードといえばトロッコで回って皆と手を振り合いながら、みたいなの一番いいんじゃないかなと思って。だから敢えてアンコールとかではなくて本編の中に入れてみるっていうのをやりたいって。だから一番縦ノリの激しい曲でずっとトロッコで回るので、あの、VIRGIN CODEを歌いながら回ってる時はちょっとなんか面白くなりました(笑)。これ面白いなーって思って。VIRGIN CODEって大体こう、空飛んでる時もありましたけど、真ん中にいて「オラー!皆いくぞー!」みたいな感じでやるのに、皆に「ハートマーク」「7」とかやりながらVIRGIN CODEって歌ってるのがすごい面白くて。超高速な曲だからね。あれ200超えてますからねBPMが。だからもう歌詞のこともちゃんと冷静に考えながら、皆のサインとか、こんな服着てきてくれてる、タオル持ってきてくれてるわ~、とかちゃんと冷静に見ながら。あの時はもう熱が出そうなくらい脳が熱くなってましたね。

ホールだけの演出っていうのが、先週話した自撮り棒っていうのが、アリーナでも今回スペシャルで最後有明アリーナだけ導入したんだけど、それだけじゃなくて実は紗幕を使った演出があって。恋想花火という曲を今回歌ってるんですけど、ちょうどそれがサーチライトの直前で、ナイトパレードのフィナーレで花火の曲を置きたいなと思って置いてたんだけど。その花火のライティングをより奥行き感を持たせようと思って、紗幕の後ろで歌うっていう。そこに映像というか照明を投影して、自分が照明の中に取り込まれて歌ってるように見せる、っていうのがホールだけの演出だった。紗幕がかかることでセピアっぽく見える。過去を回想して自分の失恋の思い出を歌ってるっていう。もうあの人には触れられない、もうあの頃には戻れないというセピア感がすごく強まる演出で、私はすごい気に入ってて。ホールでこれやれてよかった。

夏うたのアコースティックもやった。チームリーダを決めて、夏恋模様、Love Brick、哀愁トワイライト、Song Communication、Violetta、Crescent Childの6曲やらせていただいた。それぞれすごいアレンジになってて、ライブだけなのがもったいない。また映像で観れる機会があるといいなって思ってます。

衣裳

今回は6種+アンコール。細かく変わってたりするんですけど。1番の衣裳はお奈々の塔でもあるんですが、最初は黒の衣裳から脱いでダンス仕様に半袖になったり。あと最近流行りのY2Kファッションを意識したようなサイバーだけどちょっと妖精チックな衣裳もあったり、ロイヤルなイメージのプリンセスのような衣裳もあったり。パレードに特化した綺羅びやかなものがたくさんあって。じっくり見てもらいたい。細かいところもいろいろある。追々ブログとかインスタにアップして詳細皆さんにチェックしていただきたいと思います。

ハプニングとかいろいろあった。転んじゃったりしたんだから。 靴紐がキレイに入ったのよ、ブーツの紐がリボンの円のところに。今まで一回もなかったんだからビックリしちゃって。そのまま尻餅をつくっていう。カッコつけたいところで本当恥ずかしかった。

お時間なんでNANA MIZKI LIVE PARADE 2023のスマギャンの振り返りは一旦ここで終了でございます。

一曲お届け

今回のツアーでも一部公演で生披露しました新曲Sugar Doughnutsをオンエア初解禁いたします。10/1にデジタルリリース決定しました。TVアニメ「でこぼこ魔女の親子事情」のオープニング主題歌になっております。ライブ中も言ってたんだけど、かわいい振り付けもついてて水樹の曲の中でもかなりかわいい曲なんだけど、演奏する皆さんは大変なことになってるらしい。全く同じ構成がない。1番覚えたら2番このまま流用できるみたいなの無い。全部違う。キメも。尺も違うから。全然違うメロディ来るから、全く違うことを演奏し続ける約4分くらい。だから相当難しいみたい。あと速弾きの部分もあったりとか。かなりクセのある、でもそれが気持ちいいというか、何度も聴きたくなるような曲になってるので、皆さんにぜひぜひ味わっていただけたらいいなと思います。

♪ Sugar Doughnuts/水樹奈々 (1番まで)

エンディング

第1119次集会「10days行くか!」の巻 こうなったら1か月公演? ミュージカルみたいになっちゃう。でもなんかいけそうな気がしてきた。

まだ休めてないから芝生を駆け回りたい。まだハイのままアドレナリンが出続けてる。どこかでちゃんとホッとしますよ。ちゃんと充電しないとね。相当放出しましたからね。

美:客席側のハプニングがあったんですけど。(有明アリーナの)3日目見せていただいて。日笠(陽子)さんが隣に座ってたんですけど。アンコールで飲み物切れちゃったから炭酸を買ってきてらっしゃって。アンコールで奈々さんがワーって華やかになって会場も明るくなった時に日笠さんがその炭酸を開けましたらぶち撒けまして。舞台は華やかだけどこっちも水しぶきが飛んで。曲調と相まって大惨事になって、パーティでした。すごい面白すぎて、必死に謝る日笠さんと拭きながら、全部楽しくなってきっちゃって笑いが止まらなかったよっていう。

やっぱり皆の声があるって最高だね。改めて思いました。次のFCイベントが楽しみでたまりません。冬は冬でね、しかもクリスマスだからいろいろ考えようと思ってますよ。もうすでに動き始めてますんで皆さんお楽しみに。