水樹奈々さんの2023年夏のライブツアー初日に参加してきました。セトリと演出のネタバレ注意!!
ライブ前
ツアー日程が発表された段階では、仕事の都合でこの初日に参加できるか未定で、いまいち気持ちが向かない状態が続いていたのですが、5月末に参加確定となって急いで飛行機とチケットの確保に動いてました(宿は事前にとっていた)。その結果、当日入りの飛行機が高くて前日入りにしたり、前日の青森の宿をとってなかったので取ろうとしたら1泊1万円くらいするから安い弘前泊にしたり、さらに愛知の小牧発よりも大阪の伊丹発のルートの方が安かったから、愛知から青森に行くのに大阪から飛ぶという謎の旅程を組むことになりました。まぁ自分はこういう日程を組むのも実行するのも苦じゃないので問題なしです。そして予定してたことは一通りすべてこなせました。
去年のLIVE HOMEツアーではライブ前後でほとんど知り合いに会わなかったんですが、今年は当日いろんな人にエンカウントできました。ラーメン屋の行列に並んだ直後に知り合いが並びに来たのはマジでビックリしたけど!
今回は前回の青森公演があった2012年のLIVE UNIONで初めてお会いした方からお誘いがあって4連番に入れてもらいました。11年経ってもお互い同じ人のライブ行き続けてるのは地味にすごいと思う。なんだかんだ連番は初の方々だったので、粗相がないよう控えめにいきたいところ。
今回から電子チケットのみの入場となったためか、携帯の電波も繋がりにくくなって入場列の進みが遅く、結局開演は15分以上押しました。次回以降は改善されてほしいが果たして。
入場して着席したらなんと花道先のセンターステージが目と鼻の先にある好立地でしかも通路含む4連番という、これはもう楽しみ尽くすしかないシチュエーション。
ライブ
<OP MOVIE> 01. Red Breeze 02. Bring it on! 03. Poison Lily 04. still in the groove 05. Love Fight! 06. Gimmick Game
初っ端からこの布陣は控えめとか言ってる場合じゃなかった。いろいろと吹っ飛ぶ。
開幕Red Breezeは予想外。新しめで高火力だからか。結構好きなのでRUNNER単発でやって終わりとならずよかった。
そしてここからの流れがもうやばい。初っ端からロックゾーンでテンションおかしくなってた。特にPoison LilyはEXPRESS以降好き度が爆上がりしたのでこんなに早くツアーでまた聴けるとは思っておらず嬉しい悲鳴。それにしてもギターのコジローさんは好き勝手弾きすぎだと思う(褒めてる)。
最初のMC後の4,5曲目はこれまでだとちょっと昔の曲やあまり歌われてないマイナーな曲が配置されることが通例だったけど、ロングイントロからまさかのダンス曲ゾーン突入。最初は砂漠の海?と思ってたら急にstill in the grooveになってひっくり返った。
Love Fight!でセンターステージに来てくれて至近距離で観れる状態。自分は目の前のヨーダよりもひとつ隣の奈々さんを凝視。
ダンス曲が3連発で入るのも近年はあまりなかった気がする。still in the grooveとGimmick Gameが同時にセトリ入りするともう大変。自分は振りコピするよりも跳ぶ派だけど、連番の他のお三方がみんな振りコピするもんだから徐々に振りコピモードに移行。普段自分がやらないことでも連番者に合わせてやってみて楽しむのも連番の醍醐味ですよね。
<Cherry Boys紹介> 07. Get up! Shout! 08. MASSIVE WONDERS 09. ETERNAL BLAZE 10. Crescent Child (アコースティックアレンジ) 11. Sweet Dealer 12. 恋想花火
チェリボ紹介を挟み、自分が開幕予想に挙げてたGet up! Shout!はここで登場。最後のフレーズは"Over Soul!!"の部分だけコールするんだったかうろ覚え。マイクを一瞬こっちに向けたような気がするけど。一緒に歌って合唱するんだったか忘れた。今後の動向に注目されたい。
MASSIVE WONDERSはLIVE HEROESでセトリ落ちしたからここで入ったのかと邪推。Invisible Heatも同じ理由で入ってくるのでは。そもそも直近ツアーのISLANDやEXPRESSで歌ったからHEROESで外れたと思ってるので、卵が先か鶏が先か状態。
エタブレ終わって、持ち込んだポカリの残量が半分切ってて心配になってたけど結果的にこれ以降は割と平和でした。前半飛ばし過ぎィ!
企画はISLANDみたいなチェリボ選抜メンバーによるアコースティックアレンジ。今回もリーダー1人決めるとのことで、初回青森はヴァイオリン門脇さん。他はチェリボの若い順の計4人。 そして選曲は8年半ぶりのCrescent Child!!! 3か月前にこんなこと呟いてたんですが、早くも叶いました。しかも期待してた以上にすばらしかった。。。
2013年のLIVE CIRCUSの時よりも、抑揚のつけ方や声を伸ばすところに音の切れ目まで、難しい曲だと微塵も感じさせない自由自在で優雅に歌いこなしており、奈々さんの日々の進化がこういうところで浮き彫りとなって、もう改めて尊敬です。 原曲は主旋律がピアノなのがストリングスに置き換わってて(実力派のキーボード佐藤雄大チャンプ氏がいるにもかかわらず)、それでも原曲とも全く引けを取らないアレンジに仕上がっていたのはさすがのリーダー門脇さんでした。編曲者としての信頼が厚い…。Crescent Childとか今の奈々さんで聴きたすぎるな
— mono (@monochrm) 2023年4月8日
Sweet Dealerはライブ初歌唱。思ってたよりもベースが抑えられててバランスよい感じになってました。後ろの映像もGood。表情がかわいかったと聞いたので次回以降注視してみる。
恋想花火は青森の個人的MVP。この曲は照明の演出に圧倒された。盛運輸アリーナは天井がドームみたいな半球状になっているので、まるでプラネタリウムを観ているかのような幻想的な空間が目の前に広がっていてただただ見惚れていた。たぶんこれは、西武ドームとかの実際の野球場のドームでは大きすぎて難しく、また大阪城ホールみたいな普通のアリーナ会場でもできないような、盛運輸アリーナだからこそ観れた景色だったと思う。そんな環境で聴く奈々さんの歌声は見事にマッチしていて、圧倒的なステージを前に気づいたら泣いてました…。アウトロで奈々さんが捌けた後もギター3人全員前に出てきて、左右の透過スクリーンが中央に閉じていくの背にしながら演奏している姿がカッコ良すぎた。。。
<ブリッジムービー> 13. サーチライト 14. STARTING NOW! 15. Higher Dimension
ブリッジムービーはまだよくわかってないので、考察班よろしくお願いします。箱型テレビがあるから昭和のイメージを抱いたけれど、飛んでる戦艦?は先鋭的すぎて時代考証ができないでいる。
サーチライトはしばらく歌わないと思ってたからこれもイントロで変な声が漏れ出てしまった。演出としては紅白歌合戦の小林幸子みたいな巨大衣裳で登場。奈々さん自身はz軸の上の方に位置しており、アリーナからだとかなり見上げる形に。今回はあまりシリアスになりすぎず、パレードの明るいイメージに寄せてきたのは感心しました。この曲は客側はスマホのライトで照らすんですが、ペンライトに比べてスマホは重いので腕へのダメージが地味にでかい。ちなみに自分は未だにボタン電池のペンライトです。電池の在庫がまだあるので…。ボタン電池は光量少ないけど軽いのが良いんです。
STARTING NOW!のイントロがかかった途端、連番者がバッグからポンポン取り出して踊り始めたのには思わず笑ってしまった。準備よすぎる。
Higher Dimensionもライブ初披露でした。2分33秒しかないこの曲をどうセットリストに組み込んでくるかはずっと気になってたんですが、まさかのフライング演出つきで感情が迷子。新曲のライブ初披露時に特別な演出をつけてくれるのは曲が大事にされている感じがあって嬉しいです。
16. Astrogation 17. SCARLET KNIGHT 18. 残光のガイア 19. NEXT ARCADIA
直前のLIVE HEROESがなのはシンフォギアを中心にアニソンタイアップ勢揃いだったので、そこと被りなしにしようとしたらこれらの曲が並ぶよなという感想。
Astrogationで足をつりそうになるも何とか耐え。このとき奈々さんはトロッコでアリーナを回っていて、自分は表情や映像も観たいのでトロッコが後方にいる時は前を向いたり後ろを向いたり忙しなかった。三日月の映像があったのが印象に残ってる。Shooting star & Crescent moonだね。そして歌詞の林檎というワードで青森要素を拾っていく。 SCARLET KNIGHTではチェリボがセンターステージに来てくれたのでずっとそっち観てた。
これを書いてて気づいたけど、本編でトロッコ乗るのは随分久しぶりでは。トロッコは大体アンコールで、本編はスタジアムライブ以外だとあまりなかったと思う。それに加えて、今回のタイトルがPARADEなので、トロッコを本編で使うのはテーマにも合っているし良いと思いました。
本編最後のMCで"理想郷"というワードが飛び出したので、NEXT ARCADIAを待ち構えたらビンゴ。前回のLIVE UNIONで○○ジャンプしたせいで自分の印象がついてしまったという曰く付きの曲が青森でまた歌われたのでこれはもう勝手に私信だと思っておきます。ちなみに今回○○ジャンプerは前方に1人だけ確認できた。
EN1. PARTY! PARTY! (曲中ヨーダ紹介) EN2. SUMMER PIRATES EN3. Happy☆Go-Round! EN4. DISCOTHEQUE
ヨーダ紹介がなくなったと思ったらアンコールの曲中にやってきました。バンドとかダンサーの紹介を曲中にやるのは他の歌手だとよくあるので特に違和感はない。というかアンコール4曲全部ヨーダ出ずっぱりなんだが??? Happy☆Go-Round!だけ浮いてるから一旦タオル曲はやめてこれもダンス曲ということにしよう。
この中だとSUMMER PIRATESが格段に楽しかったです。センターステージに奈々さんとヨーダが来て目の前で踊っており、こちらも4連番で呼応するように振りコピしまくって多分めっちゃ笑顔になってたと思う。この頃にはもう自分は振りコピモードに入っていたので、振りは最初は忘れていたけど1番で復習して2番からは概ね身体が動くという、元アイドル現場通いとして身につけたスキルが呼び覚まされていた。
ということで全23曲で終演。近年はツアーはダブアンなしで24曲が多かったから1曲減ってるものの、密度が高く満足感が高かったです。
最後のお手振りの時に両手の人差し指と中指で作ったハートにレス返そうとして苦戦する奈々さんが可愛かった。
あとこんな体験は初めてでした。青森のハイライト。
最後のお手振りが終わって花道先のセンターステージからメインステージに戻る時の振り返り際に一瞬だけ観れた笑顔で不意に多幸感が湧いてきて気づいたら泣いてたし1日経った今でも脳裏に焼き付いてる
— mono (@monochrm) 2023年7月3日
全体の所感
- 構成が大きく変わってて新鮮だった。ヨーダ紹介がアンコールの曲中に取り込まれた結果、本編のテンポが間延びせず良くなった気がする。もともとは衣裳替えの時間を埋めるためのものだったのがいつからか逆転していたので、個人的にはあってもなくてもいい。LIVE HEROESの時は当初PRIDE OF GLORYの曲中に盛り込もうとしてたみたいだけど三嶋Pの指摘を受けて曲とは別になってた(makingより)。こっちは三嶋PがGJ。
- その代わりかどうかわからないが、ダンス曲が多い。4-6曲目だけでなくEN1-4まである。トロッコを本編に持ってきたことでアンコールにダンス曲を固めることが実現できており、いろいろ噛み合っててすごい。
- 衣裳がどれも好み。接近した時は聴くよりも観る方を重視してた。自分には珍しい。
- 選曲的には直近ツアーのISLANDとEXPRESSとの被りが多い。というかISLAND以降歌ってないのは企画のCrescent Childのみ。もう少し冒険してほしかったのは正直あるけれど、好きな曲は何回聴いてもいいのでそこまで気にはならない。
- 「声」「叫ぶ」「光」「耀き」あたりがキーワードになってるのかもと思った。 そうすると、STAR ROAD、光、君よ叫べ、LINKAGEあたりは可能性あるのでは。 chronicle of skyとGLORIAも大きくは外れてないと思うからまだワンチャンある。ただし過信は禁物ですよ。
- そういえばすっかり忘れてたけど、一応声出し解禁ライブでした。自分としては奈々さんライブの場合は声出しありでもなしでもどっちでもいいんだけど(現状はまだ無い方が安心)、声出しありの方が奈々さん含め演者の皆さんが楽しそうなので、その点は良かったと思う。
その他
- 楽しみにしていたLink or Chainsがないだと・・・。でもこのセトリだとどこに入れればいいかわからないのはそれはそう。他の曲と繋げにくい曲だったりするのだろうか。
- POWER GATEもないだと・・・? LIVE HEROESはなくても理解できたんだけど、声出し解禁となる今回でセトリに入らないとは思ってもみなかった。STARTING NOW!やAstrogation~残光のガイアあたりの入れ替えで入ってこないかなぁ。パワゲもスパジェネやPOP MASTERと入れ替えばかりだったので、他の曲との入れ替えがあってもいいと思う。むしろ固定にしてくれ~
- いつものように直筆メッセージがあると聞いたけど自分が会場着いた時には撤去されていたらしい。謎。
- 電子チケットの入場はあれだけ事前に懸念されていたから当然ちゃんと検証やってるものだと思ってたけど、結局繋がらない人が多発して(電子チケットで入場できない人の列が別に形成されていた)結果開演が押し、新幹線終電まで影響が出ていた。原因が電子チケットだからなのか地方の青森だからなのかの問題切り分けもやってなさそうなので不安が残る。
まぁ最後はいろいろぼやいたけども、奈々さんとチェリボのパフォーマンスは変わらず抜群なので、それさえよければよしなところもあります。多少の歌詞間違いはあるにせよそこまで気にならず、それよりも高音が無理なく綺麗に出ていたり、声の伸びや強弱も自由で思い通りに歌っているようで、そして何より奈々さんの歌には他の人にはない独特な力が感じられます。ライブがなかった時期を考えると、とても貴重で贅沢な時間を空間を過ごさせてもらっているなと感じずにはいられません。
では始まったばかりのLIVE PARADEツアー、毎度のことながら最後まで無事に辿り着けますよう祈っています。自分はこの後もできるだけ参加する予定です。そして、参加したからには会場にいる他の誰よりも楽しむ精神で次回以降も臨んでいきたいと思います。
セットリスト
01. Red Breeze 02. Bring it on! 03. Poison Lily 04. still in the groove 05. Love Fight! 06. Gimmick Game <Cherry Boys紹介> 07. Get up! Shout! 08. MASSIVE WONDERS 09. ETERNAL BLAZE 10. Crescent Child (アコースティックアレンジ) 11. Sweet Dealer 12. 恋想花火 <ブリッジムービー> 13. サーチライト 14. STARTING NOW! 15. Higher Dimension 16. Astrogation 17. SCARLET KNIGHT 18. 残光のガイア 19. NEXT ARCADIA EN1. PARTY! PARTY! (曲中ヨーダ紹介) EN2. SUMMER PIRATES EN3. Happy☆Go-Round! EN4. DISCOTHEQUE