記録を残すところ

自分のために残す。でもそれが誰かのためになるかもしれない。

NANA MIZUKI LIVE RUNNER 2020 → 2022 (2022.1.3-4 さいたまスーパーアリーナ)

水樹奈々さんの841日ぶりのワンマンライブに参加してきました。

前回のワンマンは2019年9月15日の千葉マリンスタジアムで行われたLIVE EXPRESSツアー千秋楽。 その後2020年3月から歌手デビュー20周年記念のLIVE RUNNERツアーが予定されていましたがコロナの影響で中止となってしまい、以降ミュージカルや歌番組などはありましたがワンマンはなし。 ということでLIVE RUNNER 2020 → 2022と題したリベンジ公演でもある今回のライブは2年4か月ぶり、MCで本人が言っていましたが日数にして実に841日ぶりの開催となりました。

当日は2日間とも快晴。風が強く寒かったのもあってかあまり知人には会えませんでしたが、 なんだかんだ自分のフォロワーで一番参加率多いのが奈々さんのライブ。 歩いてたら何人か見つけたり見つけられたりで挨拶できました。

初日はアリーナA1、2日目は400LV上手側ステージサイドからの参戦。端で見えにくいかと危惧していたけれどSSAアリーナモードくらいの広さだとあまり気にならずよかった。

<OP MOVIE>

01. Synchrogazer
02. DAYBREAKERS
03. ETERNAL BLAZE
  • もともとは20周年記念ツアーだったということで、OP映像は初ワンマンの2000年ヤマハホールから最新の2019年千葉マリンスタジアムまで、歴代のライブ会場が映っていました。途中から自分も足を運んだ見覚えのある会場が流れてくるようになり、この時点で涙腺緩んでうるっときていました。中盤のライブ映像ダイジェストもですが、これまでのライブに参加した人なら新参古参問わずどこかしら自分の記憶が蘇るシーンがあったのではないでしょうか。
  • しかし開幕Synchrogazerで涙引っ込む。逆にそれが功を奏して、全編感傷的にならず楽しむ方に振り切れたのはよかったかもしれない。ライブ自体もそんなに跳ぶつもりなかったんですが、久しぶりの奈々さんのライブだからか身体が勝手に動いてましたね。そういえばSynchrogazerは2012年1月リリースなのでちょうど10年の曲でもありました。この曲は出雲大社が好きなのでサビ前はスクリーン注視。
  • ちなみにどうでもいいですが自分の開幕予想(&願望)はMETANOIAで、Synchrogazerは前回のEXPRESSツアーの予想に挙げてました。時代を先取りしてしまった。
04. glitch
05. ミュステリオン / METANOIA -Aufwachen Form-
  • glitchはアルバムCANNONBALL RUNNING曲の中だと一番好きなので聴けてよかったです。ただ音響的にギターの聴き分けができなかったのでボーカルメインで聴くことに。2日目ラスサビ "なんでなんでなんで" の繰り返しの最後にタメが入って、ああいうふとした瞬間に入るアドリブが大好きでライブ行ってるところがある。
  • ミュステリオンは2017年のZIPANGUツアーで普通に好きくらいまでになったけど今回はやたら楽しめた。この曲は折り畳みとツーステができる!
  • 2日目は変わってMETANOIAが来たのでペンライト捨てる。シンフォギア曲だと一番好きかもしれない。イントロ長いAufwachen Formが映像被せ無しで入ってきたの初めてでは。
<Cherry Boys紹介>

06. Knock U down
07. SUPER☆MAN / Lovely Fruit
08. Light Births Shadow
  • Knock U downはCDだとピンと来てなかったけどライブだと化けますね。
  • 一部界隈でネタ曲扱いされてるSUPER☆MANだけどKnock U downからの流れがハマってました。CANNONBALL RUNNING自体がバラエティ豊かすぎるアルバムということもあり、1つのライブにどうやってまとめるのか興味津々だったのですが、その中でも特にKnock U downはどう使うかが気になっていたところでこの選曲。ほんと持ち曲の引き出しの多さには脱帽するな…
  • Knock U downに繋げる曲、あとはLovely Fruitくらいしか思い浮かばないと思ってたらビンゴ。書いてて気づいたけど、この3曲はどれもMVがあるアルバム曲ですね。
  • 曲名を正しく書いてもらえないランキング上位に入ってきたLight Births Shadowさん。アルバムの中でもglitchに次いで好きな曲なので嬉しい。花道先のセンターステージで歌ってたので位置的に背中側。初日はこっち向いてくれるユメコばっか観てた気がする。流れるようなピアノは打ち込みだと思ったら、チェリボ新メンバのキーボード佐藤雄大さんがさらりと弾いててこれは素晴らしい…
  • 衣裳の背中の文字はLIVE RUNNERとIt's Fine!、Don't Worry!は双眼鏡で確認。Knock U downの歌詞というのを2日目のMCで知る。
  • スカートの青と水色に既視感があって、FEVERの深愛の衣裳を想起したけど確認したら全然違った。
09. 花、星、空 -reunion-
10. suddenly ~巡り合えて~ / innocent starter
  • 花、星、空は原曲を最後に歌ったのは2002年11月の立命館学園祭?19年前って… 自分はこちらのアレンジも好きです。
  • suddenlyはEXPRESSで歌ったばかりなので意外。しかし案の定固定ではない。
  • innocent starterは2019年のど自慢や2020年リリカルライブなど近年よく歌われてる印象。名曲は何度聴いても良いものです。アウトロでギター渡辺格さんと奈々さんを同時に画面内にとらえるカメラマンさんGJ。
<SHORT MOVIE(歴代ライブダイジェスト)>

11. Phase 21

いつもならヨーダ紹介映像が入るところでブリッジムービー。コロナ対策で曲数少ないのか?と思うもそれはこのあと否定される。

内容は2021年からカウントダウンして時が遡っていき、2000年まで到達。その後2002年の原宿アストロホールの想い(デビュー曲)の映像(先日YouTubeに公開されたやつ)。そこから今度は逆に時が進んで現在に向かっていき、年がカウントアップされながら歴代のライブ映像がダイジェストで流れていく。

一般的にこういう遡っていく演出は原点まで戻ってデビュー曲やインディーズ曲を歌うのが他の歌手だとよくあるんですが、そこは水樹奈々。ずっと走り続け進化し続けてきた彼女は過去よりもとにかく現在を観てくれと言わんばかりに、直近の映像である2020年12月のオンラインFCイベントの想い弾き語りと、2021年末に撮影された今回のRUNNERのリハ映像まで用意してきました。そしてカウントは2022となり、歌手デビューから丸21年経過し22年目に突入したことを示唆して締め括られます。こうなるとこのあとライブで歌うのはデビュー曲の想いはあり得ず、じゃあ対向位置に何が来るのかと考えていたら、 "21" の数字をその曲名に宿すPhase21! 正直カップリングなので枠的に今回やらないと思っていました。ライブ初披露としてはこれ以上ない最高の演出でやられましたね。。。

2002年原宿アストロホールの時はバックバンドが最小編成だったのが、今やギター、ベース、ドラム、キーボードに加えてヴァイオリン、サックス、パーカッションまで並ぶ大所帯。ギターなんて3人もいるし、さらにはバックダンサーも8人従えて。その中で堂々と歌うPhase 21は、本当に「今の水樹奈々」を観ているんだなと心の底から実感することができました。拳を突き上げる振り付けも事前にラジオで触れていたイメージ通り。あとギターソロが新メンバの佐々木"コジロー"貴之さんだったのも印象的。個人的に今回のMVPは間違いなくこの曲です。

<team YO-DA紹介>

12. Inside of mind
13. Love Fight!

14. The place of happiness / TRANSMIGRATION
  • ヨーダ紹介は映像なしで字幕のみ。2020年時点ではあったけどPhase 21のために差し替えられたかな。
  • そこからシームレスにInside of mindのイントロに入る繋ぎがシビれる。こういう繋ぎは最近なかったのでたまに来ると高まる。
  • 久しぶりに歌うというMCからThe place of happiness。2015年7月のADVENTURE大阪以来6年5か月ぶりです。最近歌ったばかりと思った人は時間感覚がバグってるので注意。
  • FwFwなしのTRANSMIGRATIONは貴重では。たまに干支にちなんだ選曲をしてくるので(CASTLEの卯、ZIPANGUの酉など)、これで2022年が寅年だったのを後年思い出すことでしょう。
<SHORT MOVIE(高速紙芝居 声優アイドル奈々)>

15. Red Breeze
16. カルペディエム

17. Get up! Shout!
18. Tears' Night / SCARLET KNIGHT
19. FINAL COMMANDER / Orchestral Fantasia

20. ALL FOR LOVE
  • 高速紙芝居、大人が真剣に作り込むとここまで表現できるのかと素直に感心しました。ネタ要素が多く、翼さんの直後の小夜chanが完全に不意打ちで負けた。
  • Red Breezeで花火の演出(※屋内)。2日目MCの「火薬の匂いが心地よい」が完全にキマってる人の発言でやばい。
  • カルペディエムBメロ裏跳び部
  • #Get up! Shout!間奏縦ノリ部
  • Tears' Nightを聴いて、今は冬というのを思い出す。
  • SSASCARLET KNIGHTは、今回は格さんがいたので自分はJOURNEYよりもZIPANGUを思い出してました。
  • Orchestral Fantasia原曲を普通に聴けたのかなり久しぶり。GATEは武田真治コラボ、GALAXYはアリーナ花道付近だったため見上げる形になりロボット上の奈々さんが視えず、あとはアコステとかフルオケとか…。ツアーでセトリ入りしたのが最初のFORMULAだけであとは単発ばかりなので、イントロは毎回滾る。本編ラス前というFORMULAと同じ位置というのもよし。スクリーンで表情も注視してたけどラストはかなり "入ってた"。
EN1. No Rain, No Rainbow
EN2. POP MASTER / POWER GATE

EN3. UPSETTER

EN4. VIRGIN CODE

(2日目のみ)
WE1. 深愛
  • EN1,2はランニングシューズを模したトロッコで外周へ。今回接近した時は御背中を拝見できました。
  • 2日目にPOWER GATEあって安堵。初日ラストがミスリードを誘ってたんじゃないかと思ってしまうレベル。まぁアンコールラストがパワゲだと前回のEXPRESSツアーと同じなので納得。乗り物移動中で客席後方にいたので、自分は会場全体を見渡しながら聴いてました。最後にサックス藤陵さんとロングトーン対決仕掛ける奈々さん観て思わずニッコリする自分。
  • 2日目のVIRGIN CODEは前のめり感があったけどダブアンがあったからですかね(小声)
  • VIRGIN CODE、自分はどうしてもFLIGHT山形とADVENTURE鳥取の印象が強く、今回も初日終演後は「中止になってしばらくお休みしてからの再開(再会)」の象徴だと受け止めていました。しかし2日目の開演前にフォロワーさんと話していて、あれからGATE谷山紀章コラボやGRACE IIIフルオケアレンジなど新しい一面をいろいろ見せてくれていたというのに気づかされて、今回も別の意味付けが存在するんじゃないかと考えを改めました。実際、初日の開演時もFLIGHT山形の時と同じような感覚になるかなと思っていたんですが、そうはならなかったんですよね。そしたら最後の最後 "願いを虹に変えて" というフレーズでものすごく腑に落ちました。というのも、途中のMCで炎の色だったりSSAがレインボーに照らされていたりと虹にまつわる話が2日目であったんですが、LIVE RUNNERのロゴにも2020年時点から虹色が使われていたんですね。虹は多様性や架け橋の象徴。空白期間を経てこれからまた前進していくというようなイメージが浮かび、なんかそういうちょっとした破片が繋がって自分の中ではうまく消化できた気がしています。まぁこれは個人の勝手な解釈に過ぎないんですが、こういうのは基本正解はないし、それでいいと考えています。後日ラジオやオーディオコメンタリで解明されたらその時はその時で。

というわけで久しぶりの奈々さんのライブはめちゃくちゃ楽しかったです。 この2日間はコロナ前と比べても遜色ないライブで、今の状況でそんなライブに参加させてもらえたことが何より嬉しかったですね。 ここ2年のコロナ制限下でのライブは、いくつか参加した他の現場では以前のように楽しめない自分がいて、今回の奈々さんのライブもそこまで楽しめないんじゃないかという不安がありましたが、それは杞憂に終わりました。 自分がそれぞれの現場に求めているもので失われた面が最も少なかったからというのが要因の1つにあるかもしれません。 他にも他現場は参加スタイルがクラップメインに変わってたりしましたが、ペンライトあると拍手以外でも様々なアクションを演者に反応できて画期的なアイテムだと思ったり。

ライブの最後で春に新アルバム発売、夏にツアー開催が発表されました。 活動を止める人が多い昨今なので次の告知があることがどれだけありがたいことか…。 まだまだこの先を示してくれる水樹奈々さん。その一回一回を噛み締めつつ、これからも地道に追い続けられればと思います。

セットリスト (2曲記載箇所は2日間の変更点)

<OP MOVIE>

01. Synchrogazer
02. DAYBREAKERS
03. ETERNAL BLAZE

04. glitch
05. ミュステリオン / METANOIA -Aufwachen Form-

<Cherry Boys紹介>

06. Knock U down
07. SUPER☆MAN / Lovely Fruit
08. Light Births Shadow

09. 花、星、空 -reunion-
10. suddenly ~巡り合えて~ / innocent starter

<SHORT MOVIE (歴代ライブダイジェスト)>

11. Phase 21

<team YO-DA紹介>

12. Inside of mind
13. Love Fight!

14. The place of happiness / TRANSMIGRATION

<SHORT MOVIE (高速紙芝居 声優アイドル奈々)>

15. Red Breeze
16. カルペディエム

17. Get up! Shout!
18. Tears' Night / SCARLET KNIGHT
19. FINAL COMMANDER / Orchestral Fantasia

20. ALL FOR LOVE

EN1. No Rain, No Rainbow
EN2. POP MASTER / POWER GATE

EN3. UPSETTER

EN4. VIRGIN CODE

(2日目のみ)
WE1. 深愛